ラグビーは球技の中でも体のぶつかり合いが激しいので、ワールドカップという大舞台にもなると今まで何度も衝撃的なシーンがありました。そこでこの記事では衝撃シーンがあったとされる神回を紹介しています。特に日本ラグビーの活躍を中心に紹介しているので、ワールドカップラグビーがどんなものなのか知らない人もご覧になってください。
日本ラグビーを変えた2015年日本対南アフリカ
ワールドカップラグビーの中で、日本の歴史を大きく変えたのが2015年に開催された日本対南アフリカの試合です。実は2015年までの日本代表はワールドカップでほとんど勝ったことが無く、唯一勝てたのが1991年のジンバブエ戦のみで、他の試合は全て負けています。中には100点以上差をつけられた試合もあり、日本のラグビーは世界に通用しないのではと言われていました。そんな中迎えた2015年に開催された第8回ワールドカップで、日本代表は初戦の南アフリカで見事勝利を収めています。残念ながら決勝トーナメントに出場することはできませんでしたが、プールBで勝ち点12を記録する大快挙を達成しています。
運命を変えた両チームの思惑とは
2015年のワールドカップラグビーで、運命を変えたとも言われているのが試合終了20分前のプレイです。ここまで日本は22対29と劣勢で、このまま負けてしまうのではとも言われていました。しかし、試合時間68分からのセットプレイで、当時日本代表で背番号15だった五郎丸歩がトライとコンバージョンを決めて同点まで追いつきます。その後南アフリカに3点を返されてしまいますが、この時南アフリカは焦ってショットを選んだことが後に誤りだったと実感させられます。この時もし南アフリカがスクラムを選択した場合、トライの可能性があるため再び大きく点差が開く可能性がありました。しかし、南アフリカはより確実に点を貰えるショットを選んだことで、当時の日本代表は「これは勝てる」と思ったそうです。そして運命の試合時間84分、アマナキ・レレィ・マフィからカーン・ヘスケスへのパスによって、逆転トライを決めそのまま日本が勝利しています。
ベスト8になった2019年ワールドカップについて
ワールドカップラグビー日本代表は、初のベスト8という快挙を遂げ、世界ランキングも8位を記録しています。この原動力となったのは、大会中数々の衝撃シーンを産み出した福岡堅樹です。個人的に印象的だったのはスコットランド戦で見せたチップキックからのトライです。福岡堅樹が走ることを見込んで松島幸太朗が出したチップキックも凄く、僅か3分後にも再びトライを決めています。しかも、42分ごろに見せたトライの前のスティールは、「どうやってボール取ったんだ?」と思えるほど鮮やかで一瞬何が起こったのか分からなかったくらいです。この様に小さなチャンスでも確実にトライに導いてくれる福岡堅樹は多くのラグビーファンを虜にしている印象でした。
狙われた福岡堅樹と乱闘騒ぎ
ポイントゲッターな福岡堅樹ですが、それ故に相手選手から狙われることが多かったのも事実です。中には乱闘騒ぎになるほどの衝撃シーンも存在し、スコットランド戦67分ごろに見せた相手選手からの必要以上のチャージは当時問題になっていました。幸いなことに審判がすぐに確認を取り、両チームメンバーも仲裁に入ったので大事にならずに済んだのは良かったです。以降は日本がリードを守る形になり、試合は28対21で日本が勝利しています。
死なない程度に追い込む男が見せた衝撃の初トライ
ワールドカップラグビー日本代表の稲垣啓太は、2014年から日本代表に所属していますが、ワールドカップで初トライを決めたのが2019年と大分遅咲きの選手です。一見するとなんでそんな選手が日本代表にいるのかと思う方も多いでしょうが、稲垣啓太の魅力は得点力ではありません。高いフィジカルを活かした鉄壁の防御力こそが稲垣啓太の魅力で、試合では度々タックルでボールを奪い返したり、相手の攻撃を防いだりしています。特に車にはねられても無傷だったという伝説は、試合結果を見るとあながち嘘ではないのかもと思えるほどに屈強な体をしています。また、2023年のワールドカップラグビーアルゼンチン戦では、選手2人に対して稲垣啓太が抑えに回ることも多く、全然力負けしていないことが大きな話題になりました。
スクラムで負けない力を手に入れた日本
ワールドカップラグビー日本代表は、比較的スクラムやモールで力負けすることが多く、2019年も勝ち星を獲得しているとはいえ力負けでボールを奪われることも多々ありました。そのことを特に印象付けたのがアイルランド代表との試合です。前半はモールで負けてそのままトライされることも多く、試合開始14分に日本は先制点を許してしまいます。しかも試合内容も若干エキサイト気味で、日本は反則を取られてしまいます。
そんな状況に一石を投じたのが試合時間41分に見せたスクラムです。アイルランドが力の方向を変えてなんとかスクラムで勝とうとしている中、日本はびくりともしないスクラムを見せ会場を沸かせていました。ここからジワジワと相手の体力を削りながらゴールを狙っているような展開が続き、ついに58分45秒日本は逆転に成功し、そのまま19対12で勝利を収めています。この様にワールドカップラグビー日本代表は独自の勝ち筋を見つけて戦っているような印象が強かったです。
トライの数が増えた2023年
ワールドカップラグビー日本代表の2023年は、トライの数を印象付けた試合が多かったです。特にランキング22位のチリ相手に6回ものトライを決めたことはSNSでもかなり話題になりました。また、松田力也が決めた10連続キック成功も驚異的で、福岡堅樹が抜けたチームでも高い得点力があることを内外にアピールできたと言えます。イングランドやアルゼンチンなど強豪国に勝つのはまだ難しいですが、以前と比較してダブルスコアで負けるようなことがなくなってきました。したがって、ワールドカップラグビー日本代表のこれからの飛躍に期待したいですね。
まとめ
ワールドカップラグビー日本代表は、長年勝ち星を挙げられずに苦戦していましたが、2015年にとうとう2つ目の勝ち星を挙げることに成功しています。勝った当時はすごく盛り上がり、これからの日本のラグビーに期待する声も多数ありました。そしてこの勝ち星を切っ掛けに多くの強豪国と互角に渡り合えるようになり、現在はあと一押しで決勝トーナメントに出場できるところまできています。既に2027年ワールドカップラグビーに出場するメンバーも決まっているので、ファンとして前回よりも良い成績を納められるように応援していきたいですね。






