シックスネーションズという言葉だけを聞くと、6人でやるスポーツなんてあったっけ?と考え込む人もいるでしょう。そんな人にはこの記事で紹介しているシックスネーションズの情報をご覧いただくことをおすすめします。専門用語や観戦方法も紹介しているので、シックスネーションズが何なのか見当もつかない人は、まずこの記事で概要を知り観戦の是非を決めてみてはいかがでしょうか。
シックスネーションズって何?
シックスネーションズとは、イングランドとスコットランドとアイルランドとウェールズとフランスとイタリアのヨーロッパ6か国で行われているラグビー大会のことです。開催の切っ掛けになったのは1871年に行われたイングランドとスコットランドの試合で、元々はテストマッチのつもりでやる予定だったそうです。しかし、後にアイルランドやウェールズもラグビーの代表チームを結成したため、それじゃあ皆でラグビーしようとなり、1882年から全チーム総当たりによるラグビーの試合が毎年のように開催されています。
ルールについて
シックスネーションで行われるラグビーは今のようにルールが明確化されていない傾向にあります。特に各国間によるルールのすり合わせに苦労しており、今のようにビデオ判定ができるような環境でも無かったため、トライ判定で各チーム同士かなり白熱した議論が交わされていました。その影響でシックスネーションズを開催したものの、判定内容による議論で勝敗がつけられず、優勝チームが存在しないという事態になったそうです。しかし、それでは競技にならないとして、ヨーロッパ各国は1887年に国際ラグビーフットボール評議会を設立し、ルールの明確化に努めるようになります。と周囲も思っていたのですが、ルールの議論はより白熱してしまい、挙句の果てにはイングランドが国際ラグビーフットボール評議会に参加しないと駄々をこねてしまいます。この喧嘩は1890年まで続き、イングランドに評議会での投票権を6議席与えることで終息し、現在のルールに近いラグビーとなります。
なんで人気があるの?
シックスネーションズが人気の理由は、イングランドを始めとしたラグビー強豪国が一堂に会して試合を行っているからです。しかもラグビー世界ランキングを決めるときの指標にもなるため、海外大会情報の中でも特に注目されるようになりました。ちなみにシックスネーションズ出場国の中で、最も高いランキングなのはアイルランドで、その次にフランス、イングランドと続き、一番弱いウェールズでもランキング11位なので、日本よりも全員強い国が出場しています。さらに出場している選手の体格は皆大きく、プレイ自体にも派手さがあるため、シックスネーションズは世界中のラグビーファンから注目されています。
注目の対戦カードとは
シックスネーションズの中で注目の対戦カードは以下の組み合わせです。これらの対戦カードは総合優勝トロフィー以外にもライバルトロフィーが存在しており、世界情勢なども加味して現在も新しいトロフィーが新設されることもあるため注目されています。個人的におすすめのトロフィーは一番歴史のあるカルカッタカップのトロフィーです。トロフィーの持ち手が蛇になっていて、上に像が乗っており形状が王室が使うケトルのような形をしています。個人的にすごく格好良いと思っているので、ぜひ皆さんもご覧になってください。
| トロフィーの名前 | 対戦国 |
| カルカッタカップ | イングランドとスコットランド |
| ミレニアム・トロフィー | アイルランドとイングランド |
| センテナリー・クウェイク | アイルランドとスコットランド |
| ジュゼッペ・ガリバルディ・トロフィー | イタリアとフランス |
| オールドアライアンストロフィー | スコットランドとフランス |
| ドッディ・ウィアーカップ | スコットランドとウェールズ |
| クッティッタ・カップ | イタリアとスコットランド |
| ソリダリティ・トロフィー | アイルランドとフランス |
トロフィーの無い称号について
シックスネーションズには表彰やトロフィーの授与はありませんが、全勝したチームをグランドスラム、ホームで全勝した国をトリプルクラウン、最下位のチームをウドゥン・スプーンと呼称しています。ウドゥン・スプーンとはイギリス周辺で使われている最下位を揶揄するミームのことで、日本でのびりっけつやドベに近い言葉として使われているようです。元々学校の先生が試験で最下位になった人に木のスプーンを送ったことが切っ掛けという情報が残っています。
ちなみにシックスネーションズでウドゥン・スプーンになったのはイタリア18回とスコットランド4回とウェールズ3回とフランスが1回で、ウェールズは現在2年連続でウドゥン・スプーンです。一方グランドスラムは、イングランドが2回でアイルランドが3回、ウェールズとフランスがそれぞれ4回ずつです。この様に世界ランキング11位のウェールズですらあまり勝てていないので、かなりハイレベルなラグビーが行われていることが分かります。
試合日程
シックスネーションズは毎年2月から3月に行われ、2026年は以下の会場で既に全試合予定通り開催済みです。特に今回注目されたのは、ナイトゲームを木曜日に開催したフランス対アイルランドの試合と、女性レフェリーが担当しているアイルランド対イタリアという下馬評でした。しかし、いざ試合を開始すると大会最多得点を記録した試合があったり、イングランドが4連敗するなど、世界ランキングを大きく動かす試合展開が沢山ありました。中でも2023年からウェールズが記録していた15試合連続敗戦をイタリアで止めたことが大きかったです。
| 対戦カード | 現地時間 | スコア | 試合会場 |
| フランス対アイルランド | 2月5日21時 | 34対14 | スタッド・ド・フランス |
| イタリア対スコットランド | 2月7日15時10分 | 18対15 | スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ |
| イングランド対ウェールズ | 2月7日16時40分 | 48対7 | アリアンツ・スタジアム |
| アイルランド対イタリア | 2月14日14時 | 20対13 | アビバ・スタジアム(アイルランド |
| スコットランド対イングランド | 2月14日16時40分 | 31対20 | マレーフィールド・スタジアム |
| ウェールズ対フランス | 2月15日15時10分 | 12対54 | プリンシパリティ・スタジアム |
| イングランド対アイルランド | 2月21日14時10分 | 21対42 | アリアンツ・スタジアム |
| ウェールズ対スコットランド | 2月21日16時40分 | 23対26 | プリンシパリティ・スタジアム |
| フランス対イタリア | 2月22日16時10分 | 33対8 | スタッド・ピエール=モーロワ |
| アイルランド対ウェールズ | 3月6日20時10分 | 27対17 | アビバ・スタジアム |
| スコットランド対フランス | 3月7日14時10分 | 50対40 | マレーフィールド・スタジアム |
| イタリア対イングランド | 3月7日17時40分 | 23対18 | スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ |
| アイルランド対スコットランド | 3月14日14時10分 | 43対21 | アビバ・スタジアム |
| ウェールズ対イタリア | 3月14日16時40分 | 31対17 | プリンシパリティ・スタジアム |
| フランス対イングランド | 3月14時21時10分 | 48対46 | スタッド・ド・フランス |
シックスネーションズの観戦方法
シックスネーションズの現地観戦チケットを買うには、ワールドスポーツコミュニティの利用がおすすめです。ワールドスポーツコミュニティとは、愛知県に本社を置く海外のスポーツ関連グッズや観戦チケットが購入できる会社です。会社設立から20万人以上の日本人観戦者の排出に成功しており、2026年開催のシックスネーションズ観戦チケットも販売していました。なお、為替の関係で観戦チケットはいずれも10万円以上と非常に高額なので、観戦資金を用意するのが難しい人は、WOWSPOへの加入がおすすめです。WOWSPOとは月額1980円で加入できる海外のスポーツをオンラインで観戦できるサブスクリプションで、AmazonやAMEBAからも加入できます。
最優秀選手について
シックスネーションズでは毎年最優秀選手を発表しており、2026年はフランスのルイ・ビエル=ビアレが獲得しています。ルイ・ビエル=ビアレは2025年にも最多トライを決めており、シックスネーションズでも近年特に注目されている選手の1人です。ルイ・ビエル=ビアレの凄いところは、フランス代表としての出場経験がまだ20回もないのに既に50得点もしているところです。U20のフランス代表に選出されたときも32得点をあげており、兼ねてから日本のラグビーファンからも注目を集めていました。そんな選手が2023年からフランス代表としてシックスネーションズに出場するとあって、試合はさらに盛り上がりを見せています。
まとめ
シックスネーションズはヨーロッパ各国のラグビー強豪国が総当たりで試合を行う大会です。大会が設立するまでにルールの策定などでもめることも多かった大会ですが、現在は国際ラグビーフットボール評議会の影響もあり純粋にラグビーを楽しめる大会になりました。日本でも現地のチケットを購入する方法がある他、オンラインではWOWSPOの月額プランに加入すれば観戦可能です。









