大学ラグビー選手権には将来有望な選手も沢山いるため、ラグビーファンとしてはいち早く知っておきたいところですよね。そこでこの記事では、大学ラグビー選手権の名場面を作った選手を中心に、将来日本代表になりそうな実力派選手を紹介しています。できるだけ地方の試合も確認したため、意外な有望選手を知る切っ掛けになるかもしれないのでぜひご覧になってください。
朝日大学
惜しくも大学ラグビー選手権2回戦で福岡工業大学に敗れた朝日大学ですが、1回戦の八戸学院大学戦では多くのゴールとトライがあって見応えのある試合展開でした。その中心にいたのは、3年生の細川アイセア健アコテウです。コンバージョンゴールの成功率が非常に高く、チームからも信頼されているのかほとんどのコンバージョンキックを任されていました。特に八戸学院大学戦の前半に魅せた4本のコンバージョンキックと1本のトライは圧巻で、22対5の圧倒的な支配力を決定づけました。そして後半になるとさらにコンバージョンキックの精度もあがり、八戸学院大学戦では90対10の大差で勝利を収めています。
八戸学院大学
八戸学院大学は大学ラグビー選手権1回戦で朝日大学に敗れたので、中々有望選手を見つけることができませんでした。しかし、個人的には前半維持のトライを見せた杉山葉に注文しています。序盤から力負けしている展開も多い中、決して多くはないチャンスに的確にゴールを決めている胆力は、プロのラグビー選手に必要な能力だと思います。そして前半藤岡潤の代わりに入った藤田修斗も後半29分に1回のトライを決め、チーム采配に応える結果を出せています。この他にも多くの交代選手が存在し、何とか朝日大学のゴールを破ろうと頑張っていましたが、後半30分にはついに交代カードも切れたのか、朝日大学に3本のトライを決められ、結果90対10の大差で負けるという悔しい結果になりました。
帝京大学
大学ラグビー選手権の中で、唯一完封試合をしたのがこの帝京大学です。相手は関東でも上位入賞の常連として知られている筑波大学で、決して実力差のあるチームではありませんでした。そんな中、6回のトライを決め見事36対0で勝っています。特に2回もトライを成功させた森山飛翔は将来有望な選手だと思います。森山飛翔は10歳の頃からラグビーをしている生粋のスポーツ選手で、本職はプロップですが過去にナンバーエイトも担当したことがあります。
そして21対31で惜しくも敗れてしまった早稲田大卓との対戦は、序盤相手のトライとコンバージョンキックで7点のリードを許しますが、前半10分に梶川尚能、同じく16分に日隈太陽のトライを決め、共に本橋尭也がコンバージョンキックを担当し14点を獲得しています。ですが、ここから前半終了まで早稲田大学のゴールを脅かすことができずに試合を終えています。しかし、そんな中でも後半戦何とか早稲田に一矢報いた甲斐敬心のトライは、ラグビーファンの心を熱くさせる展開だったと思います。
京都産業大学
大学ラグビー選手権の第1回戦で京都産業大学は慶應義塾大学と当たり、40対36で勝利を収めています。この試合の一番の見どころは、後半41分に一柳尚斗が決めたトライだと思います。このトライが無かったら試合展開は大きく変わっていたとも言えるシーンで、そんなプレッシャーのある中、高木城治もよくコンバージョンキックを成功させたなと思いました。また、この試合では同点近くになるとメンバー交代をする傾向があり、それを切っ掛けに戦況が大きく変わって得点するというシーンがいくつもあり、双方総力戦で相手を倒しいく姿勢が凄く面白い試合でした。同じく大学ラグビー選手権準々決勝の東海大学でも26対24という僅差で勝っています。しかも、東海大学に限っては相手にペナルティゴールを与えなければ京都産業大学が勝っていたので、いろいろ惜しい試合だと思いました。
早稲田大
大学ラグビー選手権で早稲田大学の強さが際立ったのは、3回戦の関東学院大学の試合です。85対7で圧倒した試合展開は、毎年上位に食い込んでくる早稲田大学ならではの試合展開だったと思います。しかも後半になっても得点力を息切れさせることなく続かせた持久力はかなりのもので、前半38点に対して後半は47点も獲得しています。そんな中相手の関東学院大学は、イエローカードを取られるなど思ったようなプレイができず、攻撃も守備も早稲田大学に制圧されているような印象でした。そしてこの試合展開を率いているのが服部亮太と島田隼成です。前半は服部亮太が積極的にトライを決めており、後半になると途中から出場した島田隼成が鬼神のごとくトライとコンバージョンキックを決めています。
帝京大学との試合について
大学ラグビー選手権準決勝で帝京大学と当たった早稲田大学は、31対21で勝利を収めています。この試合の見どころでも絡んできた服部亮太は、前半僅か5分でトライを決め早速試合の主導権を握ろうとしてきます。負けじと帝京大学も梶川尚能と日隈太陽がトライを決め、コンバージョンキックも決めてくると早稲田大学はリードを許していまいます。これで終わらないのが早稲田大学、25分に清水健伸が決めたトライを皮切りに、前半41分までに波状攻撃を仕掛けて得点を23点まで伸ばします。
そして後半になり清水健伸がトライを決めるとこれは後半も点取り合戦が続くかと思いきや、帝京大学の攻撃が徐々に封じられていき30分以上も続きます。帝京大学もメンバー交代をして何とか状況打破しようとしますが、31分に決めた甲斐敬心のトライとコンバージョンキックが最後の得点機会でした。
明治大学
大学ラグビー選手権で優勝を決めた明治大学は、拮抗している試合がほとんどなく、安定したゲームメイクが勝利を呼び寄せていた感じでした。そんな明治大学でしたが、さすがの準決勝や決勝にもなると後半攻め手に困るシーンが何度も見受けられました。特に京都産業大学との試合では前半完封していたのに後半連続得点を決められるという危ういシーンもあるという印象が強かったです。ですが平翔太に限っては別で強い得点力でチームを鼓舞しているような姿が格好良かったです。その上準々決勝からフル出場して得点に絡んでいるので、プロになってもこの粘り強さが大きな武器になるのではないでしょうか。
まとめ
2025年から2026年にかけて行われた大学ラグビー選手権大会は、総じて下馬評通りの結果と言えます。しかし、そんな中でも予想外のチームから時折将来を感じさせる選手がいるのも事実なので、やはり全試合見逃せないと思いました。特に朝日大学の細川アイセア健アコテウは、ぜひプロの世界でも見てみたいです。また、優勝を決めた明治大学にも優秀な選手は沢山いるので、これからのラグビー日本代表が楽しみだと感じさせてくれる大会だったのではないでしょうか。










