2019年に日本で開催されたW杯を機に、年々日本でのラグビー熱が高まりつつある現在。そんな中で、ラグビーに興味を持ち始めた方の多くがラグビーとアメフトの違いが把握できておらず「何が違うの?」と感じているようです。今更聞けないラグビーとアメフトの違い、皆さんも気になりますよね。そこで今回の記事ではラグビーとアメフトの違いについて紹介したいと思います。
ラグビーとアメフトが似ていると言われる理由
ラグビーとアメフトは実はルールや競技性など異なる点が多く、まさに似て異なる競技といえます。ではなぜラグビーとアメフトは似ている競技として世界的に認知されているのでしょうか。
その理由は、実は過去にラグビーとアメフトは同じスポーツとして扱われていたからです。
ラグビーとアメフトの祖先はイギリスの古典フットボールで、実はサッカーも古典フットボールから派生したスポーツだといわれており、それだけにラグビーとアメフトはまさに兄弟のようなスポーツとして認知され、大まかな競技性が似ているようです。
ラグビーとアメフトの違い4つ
では、そんなラグビーとアメフトの違いについて、次からは大きな違いを4点ピックアップしたのでそれぞれ詳しく紹介していきます。
① 競技人数、交代ルール
ラグビーとアメフトの違いとして最も大きな点は、ラグビーが15人制の競技なのに対してアメフトは11人制であるという点です。
また、ラグビーの場合は1試合で交代できる選手が8人と決まっており、一度交代した選手がプレーすることは許可されていませんが対象的にアメフトは交代枠が自由であるため頻繁に選手が入れ替わり、一度ベンチに下がった選手でも再びプレーすることが可能です。そのため、ラグビーよりもアメフトの方が選手交代が左右する要素が大きく、故に戦術のバリエーションが多い傾向にあるといえるでしょう。登録人数もラグビーは23人なのに対してアメフトは最大53人と倍近い数なので、多くの選手にプレー機会が訪れるという見方もできます。
② 攻守の切り替わり
ラグビーは攻守が目まぐるしく入れ替わるスポーツであり、その点ではサッカーに似て通ずる要素がありますが、その反面アメフトはまるで野球のように攻撃と守備のターンが分かれているんです。
アメフトで攻守が切り替わるタイミングとしては、主に攻撃側が守備側にボールを奪われた時、そして攻撃側が10ヤード以上進めなかった場合、そして攻撃側が得点を決めた際の3パターンです。極端な話、アメフトにはカウンター攻撃の要素が一切なく、ラグビーに比べてスピーディー性が少なく、攻撃パターンが限定されがちといった意見も頻繁に挙げられています。
③防具やユニフォーム
ラグビーとアメフトは互いに他のスポーツよりも肉体の接触機会が多く、それ故に大きな怪我が起こりやすいスポーツです。そういった危険性から選手たちを守るために防具を着用してプレーする姿が印象的な方も多いかと思いますが、実はこの防具やユニフォームについてもラグビーとアメフトでは違いがあるんです。
アメフトはヘルメット、マウスピース、全身パッドが必須なのに対して、ラグビーは実は防具の着用が任意となっているのです。ラグビー選手によっては防具を一切着用しないといった選手も実は多いですが、高校生以下の年代では頭部への衝撃を抑えるためにラグビーでもヘッドギアの着用が必須となっています。
③ パスの方向
ラグビーとアメフトの違いを説明する上でパスの方向が異なる点も外せません。
ラグビーは後方の味方へしかパスができないことで知られていますが、対照的にアメフトでは後方・前方関係なく味方へパスをすることが可能となっています。
ただアメフトでは常に前方の味方へパスすることが認められているわけではなく、一度の攻撃で一度しか前方へのパスは認められていないんです。一回の攻撃時に一度しか使用できない前方へのパスをどのタイミングで出すかが大きなポイントになるといえるでしょう。
ラグビーは前方にパスができない分、ボール保持者が走って極力相手ラインに近づく必要があります。なのでフィジカル的なぶつかり合いや強度もラグビーの方が上だといわれているようです。
ラグビーとアメフトはどっちが人気?
結論から述べると世界的にみるとラグビーがアメフトよりも人気が高く、幅広い国と地域で競技されているといえるでしょう。
ラグビーのプロリーグは世界で30を超える国で開催されているといわれていますが、アメフトのリーグは圧倒的に少なく、現状アメリカのみとなっています。
ラグビーとアメフトの人気が分かれた原因ですが、アメフトはラグビーに比べて防具などの用品を揃える必要があり、スパイクなどを含めるとどうしても高額なお金がかかってしまうから世界中で普及しなかったとの意見が一般的です。ただアメフト以外にもカナディアン・フットボールやオーストラリアン・フットボールといった似た競技が派生してしまったことも大きな要因といえるのではないでしょうか。
発祥地はどこ?
前述したように、ラグビーとアメフトはイギリスの古典フットボールから派生したスポーツだけあってラグビーの発祥地はイギリスだといわれています。一方で、アメフトはその名のとおりアメリカで発祥したスポーツです。その由来を辿ると、イギリスで生まれたラグビーがアメリカに伝わり、アメリカ独自のルールに改善したことがキッカケだといわれているので歴史を振り返るとラグビーとアメフトが似た競技なのは至極当然のことなのかもしれませんね。
まとめ
今回の記事では、ラグビーとアメフトの違いについて紹介しましたがいかがでしたか。ラグビーとアメフトは似たスポーツではありますが、実際は細かいルールなどが異なっており、違いが多いスポーツともいえます。ラグビーとアメフト、どちらも違いがあって魅力や面白さも異なるので、しっかりとルールを把握して観戦してみたらより奥深く楽しめるのではないでしょうか。










