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アイルランドのラグビーはなぜ強い?日本との選手育成との違いや留学についても紹介

アイルランドのラグビーはなぜ強い?日本との選手育成との違いや留学についても紹介

2000年以降、アイルランドは世界屈指のラグビー国としての地位を築き上げてきました。かつては伝統はあるものの弱小国とまでいわれたアイルランドですが、今や世界最強ともいわれるほど強くなった理由は何なのでしょうか。そこで今回の記事ではアイルランドのラグビーがなぜ強いのか、日本との育成の違いや近年流行りのアイルランド留学なども交えて紹介します。

目次

アイルランドのラグビーはなぜ強い?

早速本題に入り、なぜ2000年以降アイルランドが急激にラグビー強豪国として発展することができたのかについて紹介します。アイルランドがラグビー強豪国へと短期間で成長したことには世界中の人々が驚かされましたが、その成果はただの偶然ではなく、れっきととした理由と計画があったからなのです。アイルランドのラグビーが強くなった理由としては、主に下記の4点が挙げられます。

  • 協会と選手の契約制度
  • 4クラブのみに厳選されたプロクラブ
  • 徹底的に組織化されたプレー
  • メンタルコーチの導入

次からはそれぞれ深掘りしてみていきます。

理由①協会と選手の契約制度

アイルランドのラグビーが強くなった理由の一つとして挙げられるのが、アイルランドのラグビー協会と選手の特殊な契約制度です。アイルランド代表の主力であるラグビー選手は、協会と直接契約を結んでおり、この契約によってアイルランド代表の主力選手のプレータイムや出場時間を協会が管理できるようになっています。

一見縛りがある契約制度にも思えますが、このアイルランド協会とラグビー選手の契約があることで選手はクラブチームで過度な負担を強いられて負傷やコンディション低下のリスクを下げることができ、極力万全の状態でアイルランド代表でプレーすることが可能になるのです。

クラブでの活動よりアイルランド代表での活動を優先する制度は、世界的にも画期的で珍しい契約制度と言えるでしょう。

理由②4クラブのみに厳選されたプロクラブ

アイルランドのラグビーのプロクラブはなんとたった4チームしかないことはご存じでしたか。日本や他の国のラグビーリーグと比較してもアイルランドのプロクラブの少なさは異様で、かなり珍しいと言われています。

ではなぜアイルランドのプロラグビークラブには4クラブしか加盟していないのか。それはクラブ数を極限まで減らすことでアイルランド代表の戦術を浸透させやすくし、クラブと代表のギャップを極限まで減らすためです。また4クラブしかないので殆どの選手がアイルランド代表で同僚とプレーする機会を得やすくなります。こうしてなるべく普段から選手同士を同じクラブでプレーさせることで、アイルランド代表でも息の合ったプレーを好発させる狙いがあるようです。

理由③徹底的に組織化されたプレー

アイルランド代表のラグビーは他の代表国と比較してもかなり緻密に組織化されていることで有名です。特にポゼッション率の高さと反則の少なさは目を見張るものがありますよね。

こうした徹底された組織化の背景には、アイルランド代表の監督が常にプレーを組織化、数値化、データ化して分析しているという点があるのです。アイルランドのラグビーはこのように徹底的に研究と分析を重ねた上で成立しており、選手には常に細部にわたって細かい指示が飛んでいます。こういったアイルランドの入念な研究や分析が、ほとんどミスのない完璧なアイルランドのラグビーの礎となっているようです。

理由④メンタルコーチの導入

最後に紹介するのは、アイルランドがラグビー代表チームにメンタルコーチを導入しているという点です。かつてのアイルランドはニュージーランドなどの世界的な強豪国に対して非常にリスペクトを持って戦っていましたが、相手を過剰にリスペクトしすぎていたことから思うような成績を残すことができませんでした。

そんな中、アイルランドの代表チームにメンタルコーチが導入されると、次第に選手たちには勝者のメンタリティが植え付けられ、2016年には強敵ニュージーランドを撃破。こういったマインドの面での変化もまた、アイルランドのラグビー強豪国化に大きな影響を与えていると言われています。

アイルランドと日本の選手育成の違いについて

次からはアイルランドと日本のラグビー選手の育成の違いについてもみていきましょう。

アイルランドは1990年後半からラグビーの育成にも注力し始めており、その成果が2000年以降の飛躍につながっています。現に2026年4月時点での世界ランキングは3位であり、かつての順位との差は明確です。

そんなアイルランドと日本のラグビー育成年代の違いですが、大きな違いはアイルランドのラグビーは代表から子供たちまで一環として同じ戦術やスタイルで指導しているという点です。これにより子供たちは早い段階からアイルランド代表の哲学を理解し、ラグビーを行うようになります。子供の頃からアイルランド代表に直結する指導を受けているので、成長して大人になったらそのまますぐ即戦力になるということですね。

アイルランドへの留学が近年人気に

近年日本での人気が高まっているアイルランド留学について紹介します。

前述したように今やアイルランドは世界最強とも言えるラグビー大国に成長したこともあって、レベルアップを目指して多くの若者がアイルランドへと留学に訪れているようです。アイルランドでのラグビー留学ではアイルランド独自の徹底的に組織化されたスタイルや世界最先端の分析と研究、そしてメンタルトレーニングなどを受けることができるようです。

また、アイルランドは英語圏でもあるので英語力の習得も兼ねて語学学校と並行してラグビーをおこなうプランも人気のようですよ。近い将来、日本代表でもアイルランドへのラグビー留学を経験し、世界最高峰の環境に触れてきた選手は現れるかもしれませんね。

まとめ

今回の記事ではアイルランドのラグビーが近年急激に強くなった理由について紹介しましたがいかがでしたか。アイルランドのラグビーが強くなったのは偶然ではなく、かなり緻密に練られた計画があったことがわかりましたね。果たして今後、アイルランドはラグビー強豪国としてどこまで高みを目指していくのか、引き続きその動向に注目です。

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WORLD RUGBY FOOTBALL 編集長の剛太(ゴウタ)です!ルール・トレーニング情報から映画・漫画・ゲームのコラムまで、ラグビーを一緒に楽しく学べる専門サイトです!

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