ジャパンラグビーリーグワンに所属するコベルコ神戸スティラーズにおいて主将を務めているプロラグビー選手・李承信(リ・スンシン)さん。中島イシレリさんにとって現役最後のシーズンとなった2025-26シーズンではチームの初優勝に貢献し、大勢のラグビー好きに勇気と感動を与えました。ファンの間でイケメンといわれている李承信さんですが、一体どのような人物なのでしょうか。この記事では李承信さんがイケメンといわれている理由と共に、国籍や経歴などを解説します。
李承信(リ・スンシン)がイケメン!
李承信さんは試合の最中に率先して相手チームの防御網を突破し、攻撃的なプレーメーカーの役割を担っています。チームのために献身的に得点のチャンスを作る姿は非常にカッコイイです。他方、インスタグラムに公開されているプライベートの写真では少年のように無邪気な笑顔や穏やかな表情をみせており、試合中とのギャップも大きな魅力の1つ。李承信さんを知れば知るほど好きになっているファンは少なくないでしょう。
李承信の国籍は?
(出典元:情熱大陸 公式チャンネル)
李承信さんは韓国の国籍を持つ在日3世です。韓国人の父親・李東慶(リ・トンギョン)さんと韓国人の母親・金永福(キム・ヨンボク)さんの間に生まれ、兵庫県で育ちました。日本と韓国は徴用工問題などの影響から対立を繰り返した歴史があるため、在日韓国人に厳しい目が向けられる場面が少なくありません。そのため進学や就職に合わせて日本に帰化する、本名ではなく通り名を使うといったケースが多いです。けれども李承信さんは自身のアイデンティティーを大切にしたいと考え、在日コリアン3世として生活を送っているようです。
李承信の経歴を解剖
たびたび国際大会でSO(スタンドオフ)のポジションを務めている李承信さんですが現在地に至るまでどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか。ここからは李承信さんの経歴を解説します。
ラグビーを始めたきっかけ
(出典元:日テレスポーツ【公式】)
もともと李承信さんの家庭はラグビー一家でした。元ラガーマンの父の背中を追いかけるように、長兄の李承記(リ・スンギ)さんと次兄の李承爀(リ・スンヒョ)さんもラグビーをプレーしていました。李承信さんは物心つく前からラグビーボールに触れていたのではないでしょうか。幼稚園の年中組にあたる4歳から地元のラグビー教室に通い始め、2人の兄と一緒に練習に熱中。朝鮮学校の小学生になってからは週1回ほどラグビー教室に通いつつサッカー部に所属していました。
ラグビーとサッカーを掛け持ち
スポーツ好きの両親と同じく、李承信さんは幼い頃から運動神経が抜群でした。そのためラグビーでもサッカーでもエースナンバーである10番をつけていました。ただサッカーよりもラグビーの練習を優先させており、常にラグビーボールを持ち歩くほどのラグビー好きでした。しかし小学生時代の思い出は楽しいものばかりではありません。李承信さんが小学6年生の時に、母は約3年の闘病生活を経て永眠しました。小学校高学年といえば母親に甘えたい年頃のため、李承信さんは計り知れない精神的ショックを受けたのではないでしょうか。
小学生時代から持っていた目標
母が永眠してから約1カ月後に李承信さんは急性糸球体腎炎を発症しました。約2週間にわたってベッドから出られず、ほぼ寝たきり状態でした。一時は選手生命が危ぶまれる状態に陥りましたが、約7カ月の治療と静養を経て回復。その後、再びラグビーの練習に打ち込み、卒業文集には将来の目標として「ラグビーワールド杯に日本代表として出場する」とつづっていました。小学生時代から明確な目標を持ってラグビーの練習に取り組み続けていたからこそ、2022年と2023年にラグビーワールド杯の日本代表に選出されたのかもしれませんね。
叔母によるサポート
母方の叔母は男手ひとつで子育てする大変さを考慮し、李承信さんら3兄弟のために毎日のように弁当を作っていました。朝鮮学校では給食が提供されていないため、家庭で弁当を準備して子どもに持たせる必要があったのです。とくに3兄弟のようにスポーツに全力で取り組んでいれば、栄養面のサポートが欠かせません。そのため叔母の気遣いは3兄弟がラグビーに熱中する原動力になっていたのでしょう。
県選抜チームのキャプテンに
李承信さんは中学生時代に兵庫県を代表するラグビー選手の1人となり、選抜チームのキャプテンに抜擢されました。全国大会の舞台でチームを初優勝に導き、高い統率力とカリスマ性を示したのでした。この活躍をきっかけに地元の有名なラグビー強豪校から勧誘があったはずですが、進学先として選んだのは父や2人の兄と同じく大阪朝鮮高校。当時、同校は有力選手を積極的に集めていませんでしたが、アイデンティティーを大切にしたいと考える李承信さんにとって最適な環境だったのかもしれません。
大学を中退してプロに
(出典元:MBS公式)
大阪朝鮮高校在学中には大学生レベルの高度なテクニックを使えるようになり、“高校ラグビーの至宝”という異名がつけられていました。そして高校卒業後には帝京大学に進学し、1年時からレギュラーとして公式戦に出場。順調にキャリアを積んでいたものの海外でのプレー経験の必要性を感じ、大学を中退しました。その後、変遷を経てコベルコ神戸スティラーズに加入し、チームに欠かせない存在となっています。
李承信の嫁はどんな人?
2026年3月5日に李承信さんは結婚を発表しました。嫁は小学生時代からの幼なじみです。李承信さんと同様に朝鮮学校に通っていたのか否かは分かりません。ただ李承信さんは幼い頃からラグビーを通じてほかの学校に通う子どもたちと交流していたため、ラグビーが出会いのきっかけとなった可能性もありそうです。ちなみに結婚後は嫁のサポートが李承信さんにとっての大きな支えとなり、モチベーション向上につながっているらしいですよ。
まとめ
ここまで李承信さんがイケメンといわれている理由と共に、国籍や経歴そして嫁について解説しました。
李承信さんは在日コリアン3世であるアイデンティティーを大切にしながら、プロのラグビー選手として活躍しています。日韓の歴史認識問題によって冷たい目で見られても自身の信念を貫き、ひたむきに努力し続ける姿勢は今後も多くの人に夢と希望を与えるのではないでしょうか。










