ラグビーの話をしていると、度々ボーデンバレット3兄弟のことが話題になるのですが皆さんは誰のことだか分かりますか?もし知らないならぜひこの記事で紹介しているボーデンバレット3兄弟の魅力をご覧ください。観戦すればこれが世界のラグビーなのかと大興奮間違いなしなので、ぜひその凄さを文字だけでもいいので実感してみてください。
ボーデンバレット3兄弟とは
ボーデンバレット3兄弟は、ラグビーニュージーランド代表で出場しているボーデン・バレットとスコット・バレットとジョーディー・バレットのことです。3人は実の兄弟で他に5人もの兄弟が存在し、妹が患っているダウン症の治療費を稼ぐためにラグビーを頑張っています。
ボーデンバレット3兄弟の凄さについて
ボーデンバレット3兄弟が凄いと言われているのは、史上初の3兄弟先発で2019年ラグビーW杯日本大会に出場し、兄弟全員がトライを達成したことです。どれくらい凄いのかというと、ラグビーには200年以上の歴史がありますが、その長い歴史の中で一度もありませんでした。さらに言えばスポーツ全体でも兄弟同時出場という事例そのものが少なく、サッカー日本代表の佐野海舟と佐野航大が2025年32年ぶりに兄弟同時出場を実現しています。しかし、ボーデンバレットのように兄弟同時ゴールは実現しておらず、如何にしてボーデンバレット3兄弟の功績が凄いのかが分かると思います。次の見出しでは各兄弟の個人成績からその凄さを実感していただきましょう。
ボーデンバレットの個人成績
ボーデンバレットは3兄弟の中で最も得点数が多く、その記録はダンカーターに届くのではとも言われています。ダンカーターとはかつてラグビーニュージーランド代表で、通算112試合で1598得点を記録したレジェンドです。対してボーデンバレットは、119試合で725得点を記録しています。一見離れているように見える記録ですが、100試合で500得点以上を記録している選手は少なく、2025年ニュージーランド代表でもボーデンバレットの記録を超えている選手は1人も存在しません。
さらにボーデンバレットが担当しているポジションは、スタンドオフという司令塔の役割で、他の選手に指示を与えたりする重要な役割についています。そんな大変な立場にも関わらず、以下の一覧表に示すような活躍をしているのは奇跡というべき凄さです。
| 出場年度 | 所属チーム | 出場回数 | 得点 | 受賞歴 |
| 2010年から2020年 | タラナキ | 28 | 191 | 2013年IRPA年間ベストトライ賞 2016年ワールドラグビー年間最優秀選手賞 2017年ワールドラグビー年間最優秀選手賞 2021年ワールドラグビー男子15人制ドリームチーム 2021年ジャパンラグビートップリーグ得点王 2021年ジャパンラグビートップリーグベストフィフティーン |
| 2011年 | U20ニュージーランド | 5 | 17 | |
| 2012年から2023年 | ニュージーランド代表 | 119 | 725 | |
| 2011年から2019年 | ハリケーンズ | 125 | 1238 | |
| 2020年から2023年 | ブルーズ | 30 | 199 | |
| 2021年 | サントリー | 10 | 173 | |
| 2023年から2024年 | トヨタV | 13 | 107 |
スコットバレットの凄さについて
個人的にボーデンバレット3兄弟の中で一番凄いのがスコットバレットだと思っています。理由は3兄弟全員トライを達成した試合で、スコットバレットがロックのポジションで出場していたからです。ラグビーにおけるロックとはどちらかというとサポート寄りのポジションで、本来あまり得点に絡むようなポジションではありません。にも拘わらず強豪がいるとされるラグビーの世界大会でトライを決めるのは、かなり難しかったと思います。
事実、3兄弟が全員したトライした試合では、スコットバレットが一番最後にトライしていたので、かなりのプレッシャーだったのではないでしょうか?そして、そんなプレッシャーを知ってか、弟のジョーディーバレットから試合後揶揄われていたので、そんな様子に兄弟愛を感じたファンも多かったようです。
| 出場年度 | 所属チーム | 出場回数 | 得点 |
| 2013年 | U20ニュージーランド | 3 | 0 |
| 2014年 | クルセイダーズ | 103 | 75 |
| 2016年 | ニュージーランド代表 | 60 | 35 |
ジョーディーバレットの魅力
ボーデンバレット3兄弟の中で、器用なラグビーセンスを持っているのがジョーディーバレットです。精確無比なボールコントロールは、まるで針の穴を通すようなベストポジションにボールを届けるので、3兄弟全員がトライした試合でも何度も得点圏に絡んでいました。ニュージーランド代表ではセンターを任されることが多いですが、スタンドオフやウィングでの出場経験もあるので、どこでも任せられる何度も屋だと思われているようです。しかし本人曰くセンターが最もやりやすいポジションらしく、その言葉通りの活躍をニュージーランド代表で見せてくれています。
| 出場年度 | 所属チーム | 出場回数 | 得点 |
| 2016年 | U20ニュージーランド | 7 | 76 |
| 2017年 | ハリケーンズ | 記録なし | 0 |
| 2017年から | ニュージーランド代表 | 57 | 292 |
| 2024年 | レンスター | 記録なし | 0 |
ボーデンバレット兄弟が日本に来た理由
ボーデンバレットが兄弟や家族と一緒に日本に来たのは、生活環境の良さが大きな理由です。実はバレット家の出身地であるニュージーランドは日本と比較するとはるかに犯罪発生率が高く、スリや性犯罪などが毎日当然のように発生しています。そんな中、ラグビー選手として稼ぎがあると思われているバレット家が狙われるのは当然です。さらにボーデンに限っては結婚している上に、奥さんは妊娠しているので、安全を考えれば日本でラグビーをする方が良いと考えたのでしょう。
また、日本のラグビー環境は海外と比較しても各段に良いらしく、日本では当たり前とされるプールや最新のトレーニング機器はニュージーランドではあまり導入されていないようです。恐らく最新設備を整えてもスリが多い影響で盗まれてしまうものと思われます。何より妹のダウン症を治療するためにも日本の医療設備のほうが良いと考えたのかもしれませんね。
まとめ
ボーデンバレット3兄弟は、史上初のラグビーで3兄弟が世界大会に出場し、全員トライを決めた選手として有名です。また、バレット家の家族は安全に暮らせる日本が好きで、妹が患っているダウン症のことも考えて2025年現在は日本でラグビーをしています。特にバレットは親日家と思えるほどに日本を愛しているようで、度々日本でのオフを満喫している様子がインタビューで語られています。










